いろんな不安や不満を抱えながらも、それでも耐えて、がんばっている。生きていこうと思う。そういう人たちによく出会う。特に女性の、あの忍耐強さというか、母性を源泉とするところのあの底力が火を見るような明らかさで顕現する。
がんばるしかない、なんていわれるとそんなことないよと言いたくもなる。だけど言わない。
わたしはそれを見守ることしかできない。
見守るだなんて、なんて無力なことばだろう。
人の進む道に魂を馳せる。
そのあいだ、鳴くことしかできないわたしという鳥を誰か撃ち落としてくれないだろうか。
人間と関われないというのは、とてもつらいことだ。