2021/08/30

1780.

昨日は夕方に散歩した。午後6時は蝉が鳴いて夏の気配があったが午後7時には秋の風が吹いていた。
今日は気が落ち着いている。夏の終わり、憂の状態だと思う。心の眼があるそこは、仄暗くて静かで、落ち着いていて、少し冷たい空気があって、いくらか心地良いとさえ思う。死ということばがいつもより近く、だから心にそのことばがよく浮かぶ。きっと私はこういう冷めた世界が好きなんだなと思う。見渡せば世界はいつだって火焔が海や空気をたぎらせ、人の心は渦を巻いて。だから私は死というエネルギーを失った世界を夢見ながら瞑目して深く沈む。静かに、心地よく。