2018/11/11

1705.

髪を切った。美容室のアシスタントが服好きみたいで少し話をした。
教えてもらった店にいつか行ってみよう。
ファッションを詳しく知っているわけでないが、もし可能であればそれもひとつの楽しみにしたいと私は思う。私のなかにも関心の対象としてファッションが存在していて、できればそれを満たしたい。
そして、ファッション以外にそうしたものが実に限りなく存在している。が、すべてのものに触れることはできず、過ぎてゆくものや見過ごさねばならないものを目に焼きつけながら眠らねばならぬ。そう考えると、生きるのがつらい。
歌って踊って、喜んで悲しんで、会って別れるなどして、そのあいだに過ぎてゆくものに対して、日々を紛らして生きなければならぬ。そう考えると、今にも死んでみたいと思う。

もうひとつ、別の言葉で表現するとしよう。

あるひとつのものを手に取ると、別のものがその手から滑り落ちる。
それだから、人生、この世、即ちすべての愛おしきものを汲み尽くすことはできない。
私はだから、一切、すべて、即ちすべての愛おしきものをこれとして受けいれる。
私が手に取るひとつのものは、一切である。
そう考えると、いまひとつ生きてみようと思う。



語り語られることは様々でありながら 是れ即ち一切を表現し
手に取り取られるものは多様でありながら、是れ即ち一切であり
生き生かされるもそれとして受けいれる

過ぎるものなく
来たるものなし
有ることなく
無いことなし

ただ それを一切として 受けいれる



私の哲学は、
かつて誰かの語ったものであり、
いつか誰かの語るものであろうと思う。

私の哲学は、
かつて私の語ったものであり、
いつか私の語るものであろうと思う。


いつまでも欲しかったあの愛情が、
いつまでも欲求として生じるにせよ、
それをただ愛おしく思う。


一切を受けいれ、
そのうえで私は生きる。

一切を受けいれ、
そのうえで私は始発する。



愛とは
すべてを受け入れること

私は...頭がよくなくて...
嘘つきで...気弱で...
そんな私を受けいれること
決して離れてはならないこと
私は外見がよくなくて...
そんな私を受けいれること
決して離れてはならないこと
そして 私にそうするように
君にもそうすること
すべてのものに そうすること



「愛がなければ 無に等しい」