2018/09/09

1694.

  今日は早朝から雷雨がありました。目を開けて様子を見てると暗いままなのに、目をつむろうとすればピカッと光るのです。雨はそれからずっと降り続いていました。それで今日は太陽がいませんでした。
  大学がちょうど閉門時間となるころにひとりで道を歩いていました。自分の足音よりも大きな声は虫たちのそれでした。秋雨で冷たくなった夜風は肌ざわりが良いですね。さまたげるものが少ない場所で、アコースティックのやさしい音色を聴く心地です。歩いている森の向こうでは車道を走る車の音が聞こえました。救急車のサイレンがふたつ遠くで鳴れば、飛行機の音も聞こえました。人影もなく、100m先の建物から人の声がするだけです。 虫たちの合唱にさらなる虫の声音が加われば、私の感覚はまるで家に帰ってきたみたいにくつろぎました。大通りに出ると、濡れた道を車が列をなして走っていました。それから住宅の並んだ道へはいると、家という家からテレビを見る音がなっていました。
  私は今日、たくさんの音をひとりで受け取りました。私がどこか寂しい気持ちになったとき、ここから遠いところにいる人のことを思い出すようにしています。私はもっと人のために生きたいです。