2019/07/12

1734.

梢の向こうの 空を道ゆく夜の月よ
やがて暁の明かりはともり
人心の蛍光は失せるでしょう
わたしの紡いだ言葉は
蒼天の明かりを映し出すことなく
風と共に消えるのです





2019/07/10

1733.

真の言葉を語るにも、美しく。


2019/07/09

1732.

おおぞらに雲のそびえ立ち
山の背は丈低く
いまに吞み込まれるときの
ことばの沈澱
ああ、ふところも
夏には花のように浅い
それは群青の海が胸を愛撫して
自慰めの安らぎを歌うため




2019/07/08

1731.2.

 窓を開けると蝉が鳴く。朝はとりわけて、石つぶてのような蝉の鳴き声が聞こえて、石つぶてのような夏の日射しがやや重くて、やや痛い。

今週、ひどく雨が降った日のあとの木曜日、蝉の鳴き声をはじめて聞いた。夏だなぁ、夏かぁと思ってるうちに日曜日になった。


日曜日の今日も快晴だった。昼間はアパートで絵を描き、音楽を聴いた。民謡クルセイダーズは夏こそ似合う。阿波踊りの祭囃子や祝い目出度という祝い唄を聴くと、懐に響くものがある。同時に祭りを思う。夏だなぁ、夏かぁと思う。そうして音楽を聴いて、詩歌集を読み、夕方から外に出て街を歩いた。

白い夕空には、ほの赤い稜線が伸びていた。その景色に惹かれて写真を撮ったら、わたしが山と思ったものが実は雲だったとわかった。山をはるかに凌駕する大きな雲がきれいな稜線を模写していた。

それから帰宅して、これを書いているうちに時刻は十時を過ぎていた。本当は書きたいことがたくさんあって下書きがたまっているのだけれど、長々と書くのはよして、いざ早めの消燈。

おやすみなさいである。

1731.

新鮮に輝く、生活のほとばしる力も嵐によって簡単に地味で脆弱なものになってしまったね。でも、大丈夫。わたしたちは飛躍した。だから今度は、わたしたちの飛躍のプロセスをもう一度、確かめてみようよ。