2020/07/05

1746.

 ものごとを知ることにおいて、なにが存在するかを把握しておくことは大切である。


なにが存在するかを把握することは、換言すれば、ものごとの名目とその内実を知っていること、に等しい。もちろん、いかなる名目をわれわれは知りうるのかを認識することは決して必然的な要請ではない。しかし、名目の完全な把握はそれを認識するうえで重要な役目を果たすということは疑いようがない。Aという名前とその実質を知ったさい、もしわれわれが名目の完全な一覧をもっているならば、その実質と結びついた関連事項を導き出せるからであり、実際にわれわれの脳はそのように働いているのである。

要するに、ものごとの連関とその全体を知ることにおいて、なにがそのものごとの領域のなかに含まれるのかを知ることは大切だ、ということである。