2020/01/13

1736.

筆不精で、伝えることがある人に何も伝えられずに空しく日を過ごす。愚者の極みに立った。湧き立つこと未だになく、眠り続ける人倫の息吹が咽頭の端にわずかに触れる。

冬の夜。独り身の寒さをしのぐように自省を重ねたときがあったかもしれない。そのとき忘れぬように留めておいた熱情の薪が、いまもまだ香り続ける。こびりついた儚さのように。